CSR
CSR(Corprate Social Responsibility)=企業の社会的責任とは、企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの要求に対して適切な意思決定をすることを意味しています。
JA東とくしまのさまざまな取り組みをご紹介します。
植栽、間伐によりCO2削減
JA東とくしまは、徳島県と(社)とくしま森とみどりの会との間で「とくしま協働の森づくり事業」パートナーシップ協定を締結し、企業や一般の家庭から排出する二酸化炭素(CO2)を、木を植えその吸収量で埋め合わせをする「カーボンオフセット」に取り組んでいます。
農林水産関係者や漁協関係者、当JAの役職員などが参加し、徳島県勝浦郡上勝町旭にある標高1,439mの高丸山頂上付近約1.8ヘクタールにブナをはじめとする2,700本の広葉樹を植えたり、勝浦郡上勝町正木ダムの山林で約1,000本の広葉樹を植えました。環境定期貯金の収益の一部で森林間伐を行うなど、環境保全活動に取り組んでいます。
地域保全と活性化
徳島県と「とくしま農山漁村(ふるさと)協働パートナー協定」を締結し、地域保全や活性化のため、農作業や維持保全活動等を行っています。
同協定は徳島県が実施している「とくしま農山漁村(ふるさと)応援し隊」事業の一環で、社会貢献活動等に前向きな県内の企業や団体と結ぶもので、JA東とくしまがこれまでに取り組んできたCSR活動が認めれら、2020年11月に徳島県庁で協定が締結されました。
(写真:協定締結時の飯泉嘉門徳島県知事(左)と荒井義之代表理事組合長(右))
農業用廃プラスチックをリサイクル
各自治体と協力し、各市町村ごとに管内の農家より排出される農業用廃プラスチック類を廃ビニール、ポリエチレン、塩ビ類等に分別し、毎年定期的に回収の上それぞれリサイクルを行っています。
また農薬の空き容器や不要農薬等についてもJAグリーン中央店をはじめ管内4か所の資材店舗で毎年定期的に回収を行い、環境保全に取り組んでいます。
独り暮らしの高齢者に弁当を配布
健康寿命100歳をめざして、JA東とくしま「年金友の会」の会員のうち、管内に住む80歳以上の独り暮らしのお年寄りに1年に2回、手作りのお弁当を配布しています。
お弁当の食材は地元で採れる農産物を中心に、女性部の方々と一緒に栄養バランスや色どり、内容量などが考えて作られています。
地域ぐるみで子どもたちの安全を守る活動
こども110番の窓口を各店舗に設置するとともに、JA東とくしまが保有する車両約100台にステッカーを貼って、地域ぐるみで子どもたちの安全を守る活動を行っています。
業務で車両を使用する際だけでなく駐車場に止めている時でも、誰もがすぐにわかるように車両のドアの目立つところにステッカーを貼り、普段から職員の意識を高めています。
体験型食農キッズスクールで子どもたちに食農教育
幼稚園児と小学生の児童を対象に、体験型食農キッズスクール「なっ!とくしまスクール」を開校しています。
このスクールでは次代を担う子どもたちに、4種類の体験学習を通じて食と農と環境の大切さを教えています。
まず1つめに、トマトのもぎ取り体験や芋堀り、田植えなどを通じて農産物を育てる大変さと収穫する喜びを学ぶ農業体験学習、2つめは地産地消の食材を使い自分たちの手で料理を作ることにより食事の大切さを学ぶ料理体験学習、3つめは米粉の製造施設や菌床しいたけのハウスなど、普段生活しているうえではなかなか知ることのできない製造工程や栽培工程を実際に見ることにより学んでいただく社会科見学、4つめに田んぼの生き物調査などを体験してもらうことにより生物多様性農業の考え方と同時に環境問題についても学んでいただく生き物学習、その他にもスイカ割りやしめ縄づくりなど楽しい遊びを通じてさまざまな活動を行っています。